教員紹介

石川 立(Ishikawa Ritsu)<教授>

石川 立(Ishikawa Ritsu)
1953年愛知県生まれ。東京大学文学部(哲学専攻)卒業、同志社大学神学研究科博士前期課程修了、ミュンヘン大学神学研究科博士課程修了。神学博士(Dr.theol.)。同志社大学神学部教授。専門は、旧約・新約聖書解釈、聖書神学。文献学的な聖書研究にとどまらず、神学的かつ文芸批評的な聖書解釈を試みている。聖書を史料としてのみ用いるのではなく、根源的な事柄を指し示す証しの書ととらえ、聖書を通して内的真理との出会いを目指す。聖書解釈を足がかりに言語哲学、詩学、キリスト教教理史とも関わりを持っている。また、ことだま(言葉と霊性)の観点から、古代・中世神学者、宗教改革者などの著作やキリスト教以外の宗教の経典的な作品に当たり、今日の近代主義、合理主義、啓蒙主義を克服することも課題とする。共著として『聖書 語りの風景-創世記とマタイ福音書をひらいて』(キリスト新聞社、2006年)などがある。