教員紹介（黒柳 志仁）

1977年 愛知県生まれ。ミュンヘン大学大学院神学研究科旧約聖書学専攻博士課程修了。Dr.theol.（神学博士）。現在、同志社大学神学部准教授。
専門はヘブライ語聖書（旧約聖書）、詩編、知恵文学、古代イスラエル史、キリスト教芸術。
聖書釈義を通してヘブライ語やギリシア語で描かれた比喩や形象、時制、言葉の対象から、詩編の思想や信仰を研究している。また詩編がユダヤ教とキリスト教の伝統の中で、礼拝音楽やキリスト教絵画に影響を与えた時代背景や要因にも関心を持っている。
著書に“Vergänglichkeit des Menschen und Gottes Zeit, Die Theologie der Zeit in Psalm 90 im Vergleich mit Kohelet”（LMU München, Diss., 2013）、『交錯する宗教と民族： 交流と衝突の比較史』（共著、鹿毛敏夫編、勉誠出版、2021年）などがある。